笑う舞台2




「はい、どうもこんにちはー」
「皆さん、今宵はこのワタクシめがささやかな夢世界をお送りしたいと思います。おおっと、そこのあな
た、こんなワタクシめに惚れてはいけませぬ。ワタクシめはあくまで皆様の夢の番人でございます。あ
るいは夢追い人、あるいは夢のエンタ・ケイタ……でっす☆」
 この台詞は、エンタが死ぬ前に完成させたネタの台詞で。
 よく使い込まれたネタ帳に書かれていたものだった。
 一応書いてある通り、早く流暢に言った上に決め台詞のエンタ・ケイタ……でっす☆は裏声になるト
コも忠実に再現したつもりなのだけど。
「……全然違うわ」
 湯間さんは首を横に振る。
 現在、俺は湯間さんのマンションにて、漫才の特訓を開始していた。
 四畳半のこの部屋は谷澤さんが使っていた所らしく、ヒーロー戦隊のフィギュアがカラーボックスの
棚やデスクの棚、窓辺などあらゆる所に置かれていた。
「そうかなぁ。俺的にはかなり上手いと思うんだけど?」
 デスクの椅子に凭れて、携帯食であるスティック状のクッキーを囓りながら言うのは、物まね芸人の
イトマキこと伊藤昌紀(いとう まさき)氏。
 金髪に染めたさらさらの髪、くっきりとした二重……いや三重の目。すっと通った鼻筋、アイドルでも
通用しそうなビジュアルだけど、メガネやカツラなどの小道具を駆使しながら、大御所の男優からアイ
ドルまで百通りの物まねをこなす芸人でもあった。
「そら演技としては上手いけど、お前、今ので笑えるか?」
「笑えない」
「じゃあ、上手いだなんて言うな」
「だって演技としては上手かったからさ」
「あのな、演技が上手下手で漫才王者を争うんじゃねーんだよ。笑えるか、笑えないか。これのみな
んだよ」
「俺だって芸人だもん。それぐらいは分かってるよ。そもそも無謀だと俺は思うのよ。芸人でもない人
間が漫才をやることもそうだし、何より死んだばかりの人間を演じている姿を見て客が笑うかな?」
 口調こそは飄々としているけれども、イトマキさんの目は決して笑ってはいなかった。
 芸に対するシビアな意見。
「……」
「どんなに面白い漫才だったとしても、谷澤円太はこの世にいない……ファンにとっちゃ悲しみが癒え
ない状況だ。そんな空気の中笑わせるのはかなり難しいと思うぞ?」
 イトマキさんの言う通り。
 どうあがいても、谷澤さんはこの世にはいないという先入観が客にはある。そんな重い空気を笑い
の空気に変えるのは至難のわざだ。
「……できるさ」
「湯間ちゃん」
「んな重い空気がぶっとぶぐらい、面白おかしい漫才をやってやるんだよ!」
 バン!!
 壁に拳を叩きつけ、声を荒げる湯間さんに、イトマキさんは肩をすくめ椅子から立ち上がる。
 そして何を思ったのかすたすたと風呂場に向った。
「……?」
 俺と湯間さんは顔を見合わせてから、訝しげに戻ってきたイトマキさんを見た。
 その手には濡れたタオルがあって。
「ほりゃ!」
 言うなり、あんまりしぼってなさそうなそれを、びじゃっと湯間さんの顔面に押しつけた。
───何しやがんだ?」
「とりあえず頭冷やせ」
「頭じゃなくて顔冷やしてんじゃねーか」
 びしょ濡れのタオルを剥がしながら湯間さんはじろりとイトマキさんを睨む。
「顔拭いたらすっきりするぞ」
「じゃあ、ちゃんと絞れよ」
 側にある植木鉢の上でタオルをしぼり、湯間さんは一応言う通りに顔を拭く。
 イトマキさんは再び椅子に座り、背もたれに抱きつく格好をしながらそんな湯間さんを見上げた。
「まずお前が肩の力を抜かなくてどーすんだ?重い空気がますます重くなるだけだろ?」
「イトちゃん……」
「湯間ちゃん、まずは俺と一緒にやってみない?」
 にっこり笑って自分を親指で指すイトマキさん。
「え……?」
「俺、谷澤ちゃんの物まねで漫才やってみるから。それを洋樹君が参考にする」
「でも、お前長台詞言えた試しがないじゃん」
「そこは短い会話の所だけをチョイスしてさ!」
「……じゃあ、戦隊モノのくだりからやってみるか」
「OK」
 イトマキさんはひょいと椅子から立ち上がり、湯間さんの隣に立つ。
 そしてノートに書いてある台詞に目を通す。
 ……。
 ……。
 ……。
 ……五十分後。
 イトマキさんはようやくノートから顔を上げた。
 


「いやあ、最近ね。僕、戦隊ものに憧れているんですよ」
 ドラマとは180度違う軽やかな湯間さんの口調だ。
 隣に立つイトマキさんは思い切り顔をしかめ。
「はぁ!?お前、それまずいだろ?」
「何でよ?」
「変態モノって、パンツでもかぶって街中歩くつもりか」
「そうなんですよ、パンツをかぶってね、宇宙人と対決……違うわ!変態モノじゃなくて戦隊モ
ノ!!」
「確かに宇宙人じゃなきゃ誰も相手しないよな、そんな奴」
「もう一回言うぞ。変態物じゃなくて、戦隊モノ!!分かるか!?」
 パコンっと湯間さんはイトマキさんの頭を叩く。
「洗濯物……」
「せ・ん・た・いもの!」
 うわぁ〜、さすが物まね芸人!
 エンタそっくりの口調だ。
 時々口を尖らせる仕草なんかタコみたいだ。本人はあんなに口を突き出したりはしないけど、客が
知る“エンタ”の癖を少々大げさなくらいに出すことで笑いを取る。
 物まね芸人ならではの技だ。
「で、せんたいものとは何ですか、兄さん」
「そこからかよ!戦隊モノというのは、赤、青、黄、緑、ピンクと、色分けされたマスクとスーツで武装し
───
「あ、分かった、分かった。子供の頃に見た見た。黄色のスーツ着た奴がカレー喰う話だろ」
 目をクリンとさせて可愛らしく笑うのもエンタのお約束。
「それだけじゃねーよ。世界征服を企む悪の組織がいて、手下の怪人が悪いコトをするんですよ。そ
こに何とか戦隊が登場するわけですよ!レッド、ブルー」
「カレーに緑にピンク!」
「カレーじゃねぇよ!いいか、お前、まずカレーから離れろ」
 エンタ演じるイトマキさんの鼻に人差し指を押し当てる湯間さん。
「いやでも、やっぱり日本の食卓にカレーは欠かせないと思いますが」
 イトマキさんは顔をふぐのように膨らまし反論する。
 ああ、これもエンタがよくやる表情だ。
「今は戦隊モノの話!で、五人戦隊が怪人をやっつけるんですよ」
「五人がかりでね。卑怯でしょう?」
「怪人も大勢の配下を引き連れて来てんだよ!!」
「ああ、そうだった、そうだった。ふはははは、現れたな。よし、お前らあの五人をやっつけてやれ」
 イトマキさんは司令官の怪人を演じ、次ぎに多数の手下を演じる。
「ヒーヒー!!  ヒーヒー!!」
「そう、そう。こんな感じで出てくるんですよ」
「シャーシャー!!シャーシャー!!」
「……ま、多数ですからね、中には妙な声をする奴も居たりして」
「ひゃっほーい!!ひょごごごごごご!!」
「それはないから。手下役はもういいから」
「えー、これから良いとこだったのにー」
「そろそろ五人戦隊を出させろ。とにかく雑魚を蹴散らして、怪人をやっつけたものの、そこで簡単に
は倒れない。巨大化して今度は町を荒らしだすんですよ」
「最初から巨大化してりゃいいのに」
「ソレを言ったらおしまいだろ。で、五人戦隊もそれに対抗して巨大ロボに乗るんですね」
「最初からロボに乗って、怪人踏みつぶせば良かったんじゃね?」
「だから、それを言うなって!!で、そのロボットの必殺技で怪人をやっつけるわけですね」
「恐らくその攻撃に巻き込まれ、住人たちもも……」
「それはないから」
「それはないとお前よく言い切れるな!あの必殺技にどれぐらいのエネルギーがかかると思っている
んだ?自衛隊の最高装備をもってしても敵わない巨大怪人を一撃でやっつけてしまうんだぞ?周辺
住人に影響がないわけないだろう?ああ!30年ローンで買った俺たちの家がぁぁぁ!誰が保証して
くれるんだよ!?今のはどっちの攻撃だ!?怪人か?それともカレーパンマンか!?おのれぇぇぇ!
何が正義の味方だ!?何がよい子の味方だ?………………何が何だかもうわけわかんねぇ!!」
───うん、うん。イトちゃん。そこまで言えただけでも大したもんだ」
 湯間さんは、ぽんとイトマキさんの肩を軽く叩いた。カレーパンマンのくだりからは、イトマキさんオリ
ジナルの台詞になっている。
「やっぱ台詞覚えるのは苦手だなぁ」
 大仰に溜息をついて、イトマキさんは椅子に腰掛けた。
「どうだ?浅羽、何か参考になったか」
 湯間さんの問いに俺は一つ頷いた。
「ええ、考えても見たら、今まで演じていたのは空想の人間だったり、過去の人間だったりで、俺自身
のカラーを出しながら演じてましたね。そうすることで俺なりの織田信長やハムレットが出来上がって
良かったわけですが、でも今回は違う」
「ああ……」
「今回の場合は、“俺”を完全に消して、エンタさんになりきらないといけない」
「そういうことだ。コイツの物まねを見て分かるとは思うけど、間の取り方とか随所に出てくるエンタの
癖……んっとによく観察していると思うぜ。これは大いに参考にして欲しい。ただ、こいつもものまねと
しては、100パーセントの出来だが、コントのコンビとしてはな。客は漫才を聴かずに、こいつの物ま
ねに見入ってしまう。それじゃあ、意味がないんだ」
 ……そうだな。
 確かに俺も、自分が参考にしなきゃいけないとはいえ、ずっとイトマキさんの方ばかりみていて、肝
心な漫才は耳に入っていなかった。
 イトマキさんの強烈な個性が漫才を喰ってしまうんだな。
「それに俺、長台詞言えねーし」
 口をとがらせ、しゅんとするイトマキさん。
 ……あれ?
 ひょっとして、イトマキさん、実は湯間さんと漫才を一緒にやりたかったのかな?
 そういや、さっき一緒に漫才やっていた時も心なしか楽しそうだったかも。
「じゃあ、浅羽。戦隊モノの所から始めるぞ」
「は、はい」
 ちらりとイトマキさんの方みると、彼は何事もなかったかのように、いそいそと携帯用のクッキーの袋
を開けていた。




 三日後
 映画撮影の出待ちの合間、俺は控え室の椅子に腰掛けて、谷澤さんが書いたノートのコピーとにら
めっこしていた。
 今日の撮影は、生徒会長と問題児のバトルシーンだ。この二人は元々幼なじみなのだが、何かと
馬が合わず、会う度に喧嘩をするんだけど、今回は学校を辞めるという問題児を引き留める生徒会
長。そこで言い合いになり、殴り合いになるというシーンだ。
 湯間さんの出番は今日はないらしいんだけど、後で来るとは言ってたな。
 今日は休館の劇場を借りて練習するとか。
「よぉ、浅羽ぁ、何やってんだよ!」
 突然パンッっと背中を叩かれた。
 こ……このハイな声は……ああ、やっぱり。
 高崎レン。
 今一番売れっ子のアイドルで、テレビで彼を見ない日はない。
 年は俺と同い年。
 ちょっとぼっとした感じの二重まぶたに、すっと高い鼻、髪は女がうらやむような艶々の黒髪がさらっ
と揺れる。
「いや、ちょっと他の舞台の台本読んでいたトコで」
「おお!?他の舞台って、ひょっとして漫才のことか」
「え……どーしてそれを」
「昨日、先生が洋樹と漫才するって話を監督としていたの、こっそりと立ち聞きしたんだ」
 ここでバラすあたり、あんまりこっそりの意味がないよーな。
 因みに先生とは湯間さんのことを指す。
 役柄と同じ呼び名で呼んでいるんだよね。
 すると高崎は目をくるくるさせて、ノートのコピーをのぞき込み。
「で、何書いてるんだよ。今度の漫才王グランプリに出すネタなんだろ」
───そうだけど」
 半ば強引にノートのコピを取り上げられる。
 高崎はそれをしばらくじーっと読んでいたが、やがて腹を抱えて笑い出した。
「はははははははっ!コレ、おもしれぇな!!やっぱ、すげぇな、プロの漫才師が書くネタって」
 素直な感想を言った。
 そしてノートのコピを俺に返すと。
「じゃあさ、じゃあさ。俺、先生がやる突っ込み役やるよ。だからお前ボケ役の練習しろよ」
「高崎……」
 彼が人気の理由は何も顔がいいだけではない。
 素直で良い子な性格が表に出ているんだよね。
 俺も高崎のそういうトコは好きだ。他のスタッフにも彼はとても愛されている。
「じゃあ、この平安刑事というネタで」
 俺が言うと高崎は親指と人差し指で丸をして「OK」と言った。
 そして控え室の空いたスペースに二人並んで立って。
「はい〜、どーもーこんにちは〜」
 何となく漫才の湯間さんに似た口調で高崎が口を開く。
 長台詞さえ覚えられれば、コイツすんごい良い役者になるんだけどな。
「皆さん、いえいえ皆様。こんにちは。いやいや今晩わ。おおっと、そこのあなた、こんなワタクシめに
惚れてはいけませぬ。ワタクシめは皆のもの、国民的スーパーアイドル漫才師。お年寄りから子供ま
で俺様の瞳にいちころ。ウィンク一つでノックダウン。美声はまさに京の西陣織、人々は俺様をあると
きは蒼い風、あるときは赤い炎、あるときは黄色いカレーと例える、そんなさすらいの吟遊詩人エン
タ・ケイタ……でっす☆」
「訳分からな過ぎるわ、ぼけ!」
 そう言ってから数秒後。
「あ、そうか。お前の頭叩いたらいいのか」
 そう言って、ぽかっと軽く俺の頭を叩く。
 うん、漫才お初だから仕方がない。
「ワタクシめの完璧な挨拶のどこが不満じゃというのじゃ」
「それ!最初はワタクシめとか言いながら、途中で俺様になってだだろ」
 うーむ、もっと糾弾するぐらいの強い口調で言って欲しいんだけど……まぁいいか。
「何のことじゃ?」
「あとワタクシめと言いつつその不遜な物言い。お前は平安貴族か!?」
 あ、今度は良い感じ。その調子で突っ込んで欲しいな。
「なんじゃ!?そちは平安貴族とやらに会うたことがあるのかえ?」
「ねーよ!」
「会うたこともないくせによくもそのようなことを……おほほほほほ」
 ああ……俺もおほほほほほが旨く笑えない。
 出来るだけエンタに似せようとするんだけど、そうするほど不自然になってるよーな。
「気持ちワル!その言い方やめろ」
「ところで俺、最近刑事ドラマにはまっているんだよね」
───ホントに止めやがった。つーか切り替え早」
 ああ、後半声のトーンが下がった。
 何か突っ込まれた感がないよーな。
「あれ見ていたら、俺犯人役やりたくなったんだよね」
「刑事じゃなくて犯人か?」
「というわけで、そちは刑事じゃ」
───また平安口調に戻った。おい、お前平安口調でしゃべるんじゃねーぞ」
 高崎は腰に手を当てて、湯間さんと似た口調で言った。
 旨いんだけど何か違う……そうか。湯間さんが俺に感じている違和感というのもそういうことなんだ
な。ぼけるにしても、間や声のトーンで、同じ台詞でも全然違うものになってるんだ。
「何やってんだ、ばーか」
 ふいにこつんと頭を叩かれた。
 振り返ると湯間さんが腕を組んでこっちを見ていた。
 俺と一緒に頭を叩かれた高崎は、その部分をさすりながら口をとがらす。
「先生、叩くことないじゃないですか」
「ガキが。俺を演じようなんて10年早ぇんだ。ばーか」
「ばかばか連呼しないでくださいよ。俺、お笑いには結構自信があるんですよ。バラエティに出れば、
俺のトークに観客も大爆笑だし」
「…………それは、笑わせているんじゃなくて、笑われてんだ。お前の馬鹿発言に」
「え!?そうだったのか」
 いささかショックだっただしく、目と口がまん丸くなる高崎。
「いや、でも助かったよ。高崎がやってくれたおかげで、俺も色々見えてきたことがあったし」
「ホント!?ほら、俺も役に立つことあるんだぜ」
 俺の言葉に高崎はぱっと顔を輝かせ、そら見たことか、と言わんばかりに湯間さんの方を見る。
 湯間さんは湯間さんで苦笑して。
「はいはい、分かった。分かった」
「本当に分かってんのかよ、先生」
「分かってるって。先生はいつまでもお前の味方だからな」
 あたかも本当の先生と生徒みたいに見えるのだから、この二人も大したもんだ。
 即興で先生と生徒を演じているのだ。
「それにしても、お前、随分浅羽に懐いているな」
「そりゃ先生、洋樹はこれから絶対売れると俺はみているから。ここで仲良くなった方が得じゃん?」
「そうか?お前の人気が半減するかもしれないぞ?」
「俺の人気なんか、いつか半減するって。どんどん新しいアイドル出てんだから。それよりも俺がじー
さんになって、ドラマに呼ばれなくなっても、洋樹が大御所になってくれたら、洋樹の口添えで俺もド
ラマや舞台に出演出来るかもしんないじゃん?」
──────お前って、本当に裏のない性格だよな」
「裏のない性格って???」
「基本、嘘とか苦手だろ、お前」
「何で分かるの!?」
 本当にそう思っているらしく、高崎は心底びっくりした目で湯間さんを見ていた。
「うんうん、俺はお前のそーゆー馬鹿なトコが好きだわ」
「また馬鹿って言った!!」
 むっと頬を膨らませる高崎の頭を湯間さんはぐりぐりと撫でる。
 俺は、そんな二人の様子を見ながらふと思う。
 高崎は時々、どきっとするような発言を口にする。さっきの俺の大御所になったら……のくだりも、本
当の馬鹿だったら、そんな発想すらできないと思うんだけど。
 誰にも憎まれないように、馬鹿な振りをしているだけなのかも。
 何にしても高崎のおかげで、湯間さんの笑顔が少し増えたのが何よりだった。



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笑う舞台3

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